面接に向けてどんな事を準備すればいいの?
書類選考が通るようになると、一次面接に呼ばれます。面接に向けて、具体的にどんなことを準備しておけばいいのか、見て行きましょう。
まず質問ですが、面接対策はどのような事を準備していますか?ぶっつけ本番は論外ですが、私は転職活動を始めた当初は何も準備しないで面接に挑み、見事にお祈りをもらっていました(笑)ありのままの自分を見せれば受かる!と思っていたんですね、それ自体は間違っていないのですが、どのように見せるのか、振る舞い方も何も考えずにいきなり面接を受けていたんです。そしてそれが結構志望度の高い企業だったりするからもう目も当てられない。。。
ちょっと話がそれてしまいましたが、面接を受ける前には、必ず十分すぎるほど準備をしてから面接を受けるようにしましょう。面接に呼ばれたということは、履歴書や職務経歴書に書いてある内容は十分に検討した、という前提で話を進めて行きます。志望動機には“刺さるキーワード”をちりばめ、職歴も一貫性が見える形で書かれている。そういう前提です。もし職務経歴書の記載に自信がない場合は過去記事をご覧になってください。参考になるテクニックがあると思います。
目次
1、職務経歴書を見ないで言えますか?
さて、いざ面接するにあたって、何を準備したらいいのでしょうか?
面接では何を聞かれるのでしょうか。
基本的には職務経歴書に書いてある内容を口頭で確認しながら、「話の整合性」や「話し方」を見られることになります。聞き方を変えたり、質問の形を変えたり、自由に意見を述べる形の質問であったり、変化球を混ぜながらの確認になります。職務経歴書に書かれていない事を確認されることもありますが、基本的に質問内容は職務経歴書に書かれていることに沿って聞かれます。
例えば、質問内容に対して職務経歴書と違う事を答えたとします。
「○○というプロジェクトで苦労した事は何ですか?」
という質問があったとして、
「xxという点です」
と、職務経歴書に書いてあることとは違う内容の回答をしたとします。たとえ話の筋が通っていたとしても、面接官の印象としては「あれ?」となりますよね。この時点でかなりマイナスポイントなのですが、面接官の質問予定リストには次の質問が用意されています。
「その過程で工夫した事は何ですか?」
どうですか?準備していなかった質問に対してすらすら答える自信はありますか?コミュ力の高い一部の方には出来るかもしれませんが、それでも面接官の印象としては△です。○を付けるのは難しいです。なぜか。面接官は書類選考の時に、職務経歴書に書いてある内容を見て「会ってみたい」と思ったわけですよね?なのに面接では違う内容の話が出てきた、「これは保留だな」という印象になります。
そもそも、職務経歴書と違う内容を答えた時点で、次の質問に対する回答を的確に自信を持って答えるのは難しいとは思いませんか?自身のなさは面接官にも伝わります。不自然ですから。
では、どうすれば職務経歴書をベースにした面接をすることができるのか。もう丸暗記しかありません。質問に対して自然に体が反応するまで反復練習をします。
2、想定問答を作成して丸暗記!
職務経歴書に書かれていることを見ないで言えるようになったら、次は想定問答集を作成して丸暗記です。そうです、また丸暗記です。創造的なことは体系的な理解の上に初めて成り立ちますから、まずは丸暗記です。
丸暗記するってことは、変化球に対応するための柔軟さに通じるステップでもあるのですが、丸暗記する過程で話しやすさや話の整合性を自分で確認できることにも価値があります。
面接対策は、面接で聞かれそうなこと(想定問答)を全て書き出して丸暗記するくらい練習すること。これに尽きます。面接対策もテスト対策と同じでカンペを用意するのは非常に有効です。ここで勘違いしてほしくないのは、カンペの重要性はテストの時にカンペを見るのではなく、カンペを作る過程で知識や記憶が整理されることにあるということです。(試験会場に持ち込んではダメですよ!)学生時代の私は、カンペを作って、本気でテスト会場に持ち込む勢いで手のひらサイズのカンペを作りました。今でも覚えています。Wordを使ってフォントサイズは5ptに設定したものをさらに倍率50%指定にして印刷するのですが、手のひらサイズってかなり小さくて、フォントサイズを小さくしても印刷しきれないくらいの内容があるんですね。重要事項を絞り込んで小さくする工夫をしていましたが、それでも限界があった。その過程で、究極の縮小化を思い付いたのです。
3、究極の縮小化、カンペの作り方
究極の縮小化、それは「キーワードだけを抽出してカンペにする」という手法です。テストで重要なキーワードは10個くらいあるかもしれませんが、それをさらに抽象化したりグループ化したりすることで3つくらいにまとめます。ここまでやると、まとめたキーワードから逆算で重要事項を思い出し、文章に再現できるレベルになっています。これでもうカンペはいりませんね。
4、面接練習
“自分”という紹介内容と想定問答に対する答えが準備出来たところで、対面での面接練習をしましょう。友人にお願いして面接練習するのが一番いいのですが、1人で練習する方法もあります。 いや、まずは1人で練習してから他の人にお願いするようにしましょう。理由はやってみればわかります。初めのころは全然話せなくて落ち込むだけでなくて、協力してくれる友達の時間も無駄にしてしまいますから。。。
1人での練習方法は、鏡やスマホのインカメラを使っての練習です。やってみるとわかりますが、意外にうまく喋れません。鏡に映る自分の動きが気になって暗記したつもりの内容が出てこないなんてこともあります。実際の面接では面接官の動きや予期していない質問内容もありますので、何が起きても言うべき事を言えるように練習をしておきましょう。
ここまで見てきてもうお気付きかもしれませんが、「面接対策」と言いつつも、実際には机上でやる事の方が多いんですよね。暗記やカンペ作成といった事前準備をしっかりしておけば対面での面接準備は思ったよりもスムーズに進むと思いますよ、何事も準備が肝心です。
あとは実際の面接で練習の成果を試してみましょう!
やるべきこと
・職務経歴書を丸暗記
・想定問答を用意する
・カンペを用意して内容を整理する
・練習する