スーパージョブホッパーのキャリアアップ転職記!

ジョブホッパーである私の経験をベースに、テクニックや面接対策を中心に書いています。

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質を下げずに職務経歴書を量産する方法

質を下げずに職務経歴書を量産する方法

 

先日のブログで「内定2社を獲得するために必要な応募数=40社以上」ということを書きました。

 

この数字は多いと思いますか?

 

難しいと思いますか?

 

こんなに応募したら職務経歴書の質が下がってしまうのではないかと心配ですか?

 

 読者の方は転職回数が多いという悩みがあり、対策や解決策を探していてこのブログにたどり着いたことと思います。

 いいですか?これ以上職歴や経験社数を増やしたくないと思っているなら、ここで努力して良い転職先を、活躍の場を見つけましょう!

 

 今日は、質を下げずに職務経歴書を量産する方法をご紹介します。応募先企業に合わせた志望動機が書けなくて困っている場合も参考になるはずです。

 

今日の目次

の2部構成です。

 

 「職務経歴書の構成=基本形+応募先に合わせた内容」

 職務経歴書の構成としてはこんな感じです。基本形と、応募先企業に合わせて編集した内容の2つの内容で構成されています。というよりも、この形にすると書きやすいです。量産対応できます。もうこれがほぼ全ての内容なのですが、もう少し具体的に見て行きましょう。

 

1、職務経歴書の基本形

 基本形というのは、あなたにとって変わらない事です。これまでの経験や職務内容、キャリア形成の方向性。この部分はどの会社に応募するとしても変わらないはずです。逆に言うとここがぶれてはダメです。

 今までいくつかの職場でたくさんの経験をしてきたはずです。その中で関連するエピソードを拾い出してストーリーを作ってください。例えば、新規開拓をどんどん行っていきたい場合はそれに沿ったキャリアを中心に記載する。いろいろな総務の現場を見てきた経験を次の職場で発展させていきたい、というようなストーリーなど。

 ポイントは、事実を基にしてストーリーを作っていくことです。あなたが経験してきた事は事実であり変わらない事です。ただ、そのたくさんの経験からどの内容を話すかであなたのキャリアの見え方は良くなります。

 

2、応募先に合わせた内容

 応募先に合わせた内容とは、応募先に合わせてあなたという人物を表す言葉を変えていく。そのための引き出しをたくさん用意しておいてください。例えば性格やスキルを表す言葉を応募先の社風や職務内容によって変えます。調整能力に長けている、客先との関係構築に強みがある、計数管理の能力が優れている、など。これらのキーワードはどれもあなたという人物を表していますが、見る角度を変えただけで、あなたという人の見え方は変わってきます。面接官や人事担当者に“刺さる”キーワードを選びましょう。

 実際の職務経歴書や志望動機には「○○というスキルがあり、御社の業務において活躍できます」という具合に記載すると良いでしょう。性格を表現するなら「○○という私の仕事のスタイル(性格)は、御社の△△業務の遂行に役立ちます」という感じで。

 社風やカルチャーに合っているかというのは面接時に面接官が感じる雰囲気で決まってしまうのでどうする事もできません。ただ、出来る事はあります。それは、先に言葉にして言ってしまう事です。「私はxxという性格なので御社の△△業務で活躍出来ますし、御社の○○という社風に合っていると思います」と一続きに言い切ってしまいます。ここで言い切るためには面接前に情報収集が必要になってきますが、会社HPなどでの社員紹介などから会社の印象は伝わってきます。真面目で実直に仕事に取り組む人が多いのか、体育会系の雰囲気なのか。これは社員のメッセージ以外にも、HPを企画したり編集している人の意図を汲み取るようにすると、N=1つまり紹介された一人の社員の影響にひっぱられることなく、会社全体の雰囲気を掴みやすいです。

 

 まとめ

 「基本形=どの応募先にも共通で記載する内容」は一度書いたら固定して使いまわしします。応募先に合わせた内容だけを変える事で、職務経歴書や志望動機を量産することができます。

 応募数が多くなる事は、転職回数で門前払いされる事も考えると、ジョブホッパーにとっては避けて通れない道です。質を落とさずに職務経歴書を書いて応募数を増やしていきましょう!十分に対策をすればきっと解決できます!

 

 

書類選考に向けた応募数の目安

書類選考に向けた応募数の目安

転職活動をするにあたって、書類選考についてのテクニックを書きたいと思います。

 

 

1、応募前の心構え

書類選考はとにかく落とされます。いきなり何?!と思われたでしょうが、これはジョブホッパーにとっての宿命のようなものなので、まず最初に書きました。繰り返しになりますが、ジョブホッパーは書類選考で何度も落とされます。理由はもちろん転職回数が多いからです。心を強く持ってください。会社によっては、履歴書の経験社数でふるいにかけているところもあるそうです。ですが、過去の転職回数の多さは今から変えられるものではないですよね。

では、どうすれば良いのでしょうか。書類選考にかぎっては、会社研究をする前に応募しまくるくらいの感覚で大丈夫です。とにかく応募社数を多くしましょう。少しでもこちらの職歴や職務経験に興味をもっていただければ面接には呼ばれます。逆に言うとこちらがどんなに行きたいと思う企業や貢献できると思っていても、会社側がそう思っていなければ面接に呼ばれることはありません。転職回数で基準を決められていた場合はどうしようもないですよね。。。ですので、応募の段階では念入りに企業研究をすることはほぼ無意味です。ざっと会社ホームページを見て志望動機を編集するくらいで、時間にして1社あたり10分程度でどんどん応募しましょう。

 

2、応募数の目安について

次に応募数の目安について考えてみましょう。

まだ先の話になりますが、あなたにとっての転職のゴールとは内定をもらうことですか?確かに内定をもらう事は大事なことでありひとつのゴールですが、内定がもらえたら即その会社に入社しますか?私はこの点には違う視点で考えています。ジョブホッパーにとっての転職の目標は次の活躍の場を見つける事ではないでしょうか。

先ほども書いた通り、転職回数の多さは広く受け入れられるものではありません。何度かの転職を経験してきたということは年齢も重ねていることと思います。ジョブホッパーだからこそ、容易に次の転職先を決めるべきではないと私は思うのです。

自分のキャリアの軸だとか、将来の方向性を考える以前の問題として、内定数が1つだと選択肢が「入社する/入社しない」「行く/行かない」になってしまい、納得した転職が出来なくなる恐れがあります。だから内定の数は複数であるべきなのです。内定の数を複数確保するためにも、その分書類選考は多めに応募しましょう。

応募数の目安については、転職サイト最大手のリクナビが発表している情報(こちらのアンケート結果は実施時期が書かれていません)によると、内定者の応募数平均は7.5社、書類選考を通過し面接に行けたのが3.4社、内定が出たのは1.4社とあります。この数字を見てどう思いますか?私はかなり優秀な方を集めたアンケート結果だなと感じました。たった8社応募すれば1社以上から内定をもらえている、はっきり言いますがジョブホッパーには当てはまらないと思います。

また、パーソル社が運営しているDodaのアンケート調査では、平均応募社数は20.1社だそうです。実施時期も2019年であり、こちらの方が感覚的に近いです。内訳を見ると、21社以上に応募している方が30%と割合が一番高い。このアンケート結果を基に2社から内定を得るために必要な応募数を逆算すると、応募数で40社以上というのが目安になります。

他には、応募の質を高めるために、「応募するのは10社程度におさめるべき」、という意見もネット上で見られました。これは「内定を得るため」ならそれでいいかもしれないですが、ジョブホッパーが「次の活躍の場」を見つける場合は当てはまらないと思います。現状離職中だったりすると生活のためにも早く内定が欲しいというのはわかりますが、ジョブホッパーとして積極的なキャリア形成をしていくならこのような“どこでもよかった”的な転職はあまりおすすめできません。また、転職回数が多い事を理由に一律でふるいにかけられる事を考慮すると、応募の段階でじっくりと時間をかけて応募書類の作成や企業研究をする事は効率が良くないだけでなく、あまり意味がない、ということは先ほども述べました。業界や職種を絞るのはアリですが、応募先企業を絞るのは逆効果です。

 

 

まとめると、選択の余地を残すために2社から内定を得るために必要な応募数の目安は40社以上、ジョブホッパーは書類選考で落とされることを想定すると、それ以上の応募数が必要だということになります。

 

転職は良くない事なのか?

転職は良くない事なのか?

 

転職って、良くない事なのでしょうか?

転職を迷っている方もいらっしゃると思います。

 

「転職しようと思っているけど、評価が気になって転職活動に一歩踏み出せない」

「転職活動を続けてきたけど、書類選考が通過できないのは転職回数が多いから?」

など。

そのような考えに対するひとつのヒントになれば幸いです。

 

 今日は転職に対する持論を書いていきたいと思います。

表題の「転職は良くない事なのか」という問いに対して、最初から私の結論を述べますと、転職は良い事である、と私は考えています。

 さらに詳しく見て行きましょう。

 

目次

 

 

1、ジョブローテーションを自分でする!

 その理由として一番大きなものは、「いわゆる大企業でのジョブローテーションを自分で出来る」と言うことができるのではないでしょうか。ここでジョブローテーションの意味について確認しておきますと、「部署や場所が変わる社内異動」という意味で、従業員に複数の部署や支店での業務を経験させ、適性を見ながら社内で通用する人材に育てていくという会社の教育方針のひとつです。

 大企業でなくとも、部門が複数ある中小企業以上の規模の会社では、望む望まないにかかわらず部署異動はつきものです。一般的には自分が望んだ部門への異動願いが叶わないことが普通であり、よほどの実績を残したりしない限り抜擢される事は難しいです。望まない転勤や部署異動を命じられて無理にモチベーションを高める事に苦心するよりは、自己の責任において所属する会社を変えながら自らが望むジョブローテーションを実現していくというのは良い事だと私は思います。

 最近の流行語で「配属ガチャ」というものがあるらしいですね。新卒入社の際に配属が自分の希望と関係なく運次第である、という意味から、スマホゲームのガチャになぞらえて言われているようです。それもわかりますよね、事務職に就きたいのに、適性検査やら面接での人的な判断でいきなり営業職を命じられたら、どう受け止めていいかわからず、ハズレを引いてしまったと思って即退職するのもわかります。

 

2、市場価値を把握できる!

 転職をする、しない、に関わらず、転職した場合の市場価値を知る事ができる、というのは転職活動の良さですよね。 “ウチの会社”から一歩出た外の世界では、あなたのスキルはどのように評価されるのか、いくらの値打ちがあるのか。そして、価値が無いとわかった場合はヤバイですよね。外に放り出されたらどこも雇ってくれないとわかったら。。。今の会社で価値を高める努力を急いで始めるべきです。

 逆に、今よりいい条件の転職先が見つからない場合は、転職せずに今いる会社での出世を目指すべきで、会社の愚痴や文句を言わずに頑張ろうと前向きになれるはずです。ただ、ひとつの会社でプロパーとして数十年勤められる事もまた素晴らしい事だと思います。望むキャリアを社内で実現でき、なおかつ出世競争や社内政治にも勝ち残っていけたということなのですから。能力に加えて運もあるからこそ実現できることだと思います。

 

まとめ

 変化の激しい現在では、大企業といえども部門ごと切り売りされ、気付けば中国企業になっていた、なんてことも普通に起きてしまう時代です。このような状況を踏まえたら、自分の望むキャリアを早期に着実に実現するために会社を転々とすることは決して良くない事とは言えないと思いませんか?

 このブログでは 転職する/しない という二択の問題に答えるのではなく、すでに転職経験がある方に対して次はどんな仕事でキャリアを高められるのか、どのような転職で自分のキャリアを実現していけるのか、そのヒントを提示していきたいと思っています。