スーパージョブホッパーのキャリアアップ転職記!

ジョブホッパーである私の経験をベースに、テクニックや面接対策を中心に書いています。

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「やりたい事」と「出来る事」どちらを優先すべきか

「やりたい事」と「出来る事」、転職ではどちらを優先すべきか。

 

 転職する時に、やりたい事を優先して業界や職種を変えるチャレンジをした方がいいのか、今の経験やスキルを活かした転職をした方がいいのか、悩んでいませんか?今日はこの問いに私なりの考えを書いてみたいと思います。

 

 転職も複数回していると、「やりたい事」と「出来る事」どちらを優先したらいいのか、こういった悩みが出てきます。複数の職場を経験しているから「出来る事」はたくさんある。そして、複数の仕事を経験しているからこそ、「やりたい事」が見えている。悩ましいですよね。

 

 

現実的な問題

 ここで、一度現実的な問題を考えてみたいと思います。やりたい事重視の転職は未経験とみなされて内定までが大変だし給与額も下がることが多いです。一方で経験を活かした方がラクに転職できるし、転職後のパフォーマンスも想定できる、給与額も下がらない。求職者の入社後のパフォーマンスが想定できるというのは、面接官にとっても非常に大きな要素です。採用したら活躍できそうと思ってもらえたら内定はほぼ確定です。ただ、そういった“ラク”、“給与の安定”を目の前にして、やりたい仕事をやらなくていいのか。20代後半や30代になってくると、一度の人生、やりたい事をやろう!という気持ちが強くなってくることはすごくわかります。

 もちろんやりたい事をかなえられて待遇も良くなる転職先があるならそちらを選ぶべきですが、現実的には難しいでしょう。どちらかを優先しなければならない場合、私は、出来る事を優先すべきと考えています。やりたい事も生活ありきです。収入や生活を確保したうえで、やりたい事に取り組むべきです。今は副業環境も整ってきていますのでやりやすいです。もし高校生だったら、やりたい事に全リソースを投入して取り組んでもいいのですが、そういうわけにもいかないですよね。

 

やりたい仕事で成果を出せる「絶対の自信」はありますか?

 そしてもう一つ、重要な要素があります。あなたにとっての「やりたい仕事」が得意である保証はどこにもありません。やりたい仕事で頑張ったところで成果を出せるかわからないのです。この事実をはっきりと認識してください転職を複数回経験してきて、やりたい事が明確である場合は、一度転職とは別の形でやってみるべきだと思うのです。今は副業もやりやすい環境ですし、副業で成果が出ればその成果を持って転職すれば良い転職が出来る可能性も高くなるでしょう。副業でなくても、英語の勉強や業務に関連する資格取得でも良いです、「やりたい事をやってここまで成果を出した、だから次はこの仕事を通じて御社で活躍したい」というアピールは面接に使えます。

 

まとめ

 私の考えとしては、まずは出来る事を優先して転職すべきで、でもやりたい事はあきらめない方がいいと思っています。今の努力がきっと将来役に立つ時が来ると思って頑張りたいですね。やりたい事を続けていればきっと成果が出ます。継続は力なりです!

 

私が最初に転職を考えた理由、ジョブホッパーのはじまり

私が最初に転職を考えた理由、ジョブホッパーのはじまり

 私が当時勤めていた会社は比較的ホワイトな環境でしたが、私は自主的に長時間労働を行なっていました。働き方改革が叫ばれる大分前でしたからね。自由に仕事をさせてもらえていたので、楽しみながら仕事に取り組んでいて自然とスキルも高まってきました。

 ある意味で安定し、充実した環境にいたと思います。

 ではなぜ私は転職を考えるようになったのか。今日は私が最初に転職を考えた理由について書きたいと思います。

 

 

安定した仕事から見えたキャリアの終着点

 ではなぜ転職を考えるようになったのか。それは、そのキャリアを続けていった場合の終着点が見えた気がしたからです。朝晩の通勤時間に考えました。このままでいいのだろうかと。当時の私はほとんど仕事ばかりでお金を使う機会もなかったので年間100万円くらいは貯金出来ていましたが、昇級はなくほとんどが残業代でした。管理職に昇進したら管理職手当と引き換えに残業代は出なくなる、40年間ずっとこの生活が続くとしたら60歳までで貯金できるのは約4000万円。家買って車を2台か3台買い替えたらそれで終わり。結婚して子供ができるかもしれないことを考えると「自分の人生はこんなもんか」と思ったのを今でも覚えています。多くの人はこうやって思いながら生活しているのかもしれない、むしろ自分の待遇は恵まれている方かもしれないとも思いました。私の友人からも「そんなもんだよ」と言われました。確かに今の時代、都心部でマイホームやマイカーを持てたら十分良い生活なのかもしれません。ただ、私にはその方向性が合わないと思ったのです。(今思うと非常に無謀な考えですよね...)

 

モチベーションの急低下

 「これでいいのか」と思い始めたら、「この仕事は自分のやりたい事ではない」とも思い始めました。非常に良くない方向ですね~。学生時代はITバブルでホリエモンへの憧れなんかもあり、いつかは自分も会社を興すんだといった漠然とした、それ以上ない本当に漠然とした夢を持っていました。そのことを思い出したら、目の前の仕事に対するモチベーションが下がっていくのを感じました。今の感覚で言うと、「youtuberになってヒカキンみたいに有名になりたいな!」って感じでしょうか。

 

キャリアアップの模索

 漠然とした夢だったり、やりたい事だったりを抑えて、目の前の仕事に一生懸命取り組みつつ、能力を高めた段階で転職していたらサラリーマンとしての待遇はかなり良くなっていたという自信はあります。ただ、それも転職を前提としています。スキルを高めて、経験を持って別の会社に行く。私が所属していた当時の会社では、50代プロパー社員の最高職位でも年収500万円強、スキルを高めてから転職すれば30歳前後で600万円は狙えました。必要なスキルと給与相場は求人情報からわかります。

 今となってはこちらの道を歩んだ方が安定しつつ着実にキャリアを積み上げられただろうなという想いは確かにあります。転職は軽い気持ちでしない方がいいです。これは断言できます。ブログ読者の方で20代の方には、「会社辞めてyoutuberになろう!」なんて気軽に思わないでほしいですね(笑)。

 

目指すキャリアをしっかりと考えよう

 退職も転職も、しっかりと考えた上で行うべきです。そのための準備や転職した場合の給与相場などを知っておくことは良い事だと思います。自分の市場価値を知るならリクナビなどのリクルート系の転職サイトがお勧めです。やっぱり知名度が違うので案件数が多く、給与相場や目標とすべきスキルを知るのに使えます。今は売り手市場で転職に対する見方もだいぶ良くなってきています。ある意味で転職が当たり前とも言える時代になりました。市場価値や目指すスキルを把握したうえで、自分の目指すキャリアを日々考えていきたいですね。

 

転職は良くない事なのか?

転職は良くない事なのか?

 

転職って、良くない事なのでしょうか?

転職を迷っている方もいらっしゃると思います。

 

「転職しようと思っているけど、評価が気になって転職活動に一歩踏み出せない」

「転職活動を続けてきたけど、書類選考が通過できないのは転職回数が多いから?」

など。

そのような考えに対するひとつのヒントになれば幸いです。

 

 今日は転職に対する持論を書いていきたいと思います。

表題の「転職は良くない事なのか」という問いに対して、最初から私の結論を述べますと、転職は良い事である、と私は考えています。

 さらに詳しく見て行きましょう。

 

目次

 

 

1、ジョブローテーションを自分でする!

 その理由として一番大きなものは、「いわゆる大企業でのジョブローテーションを自分で出来る」と言うことができるのではないでしょうか。ここでジョブローテーションの意味について確認しておきますと、「部署や場所が変わる社内異動」という意味で、従業員に複数の部署や支店での業務を経験させ、適性を見ながら社内で通用する人材に育てていくという会社の教育方針のひとつです。

 大企業でなくとも、部門が複数ある中小企業以上の規模の会社では、望む望まないにかかわらず部署異動はつきものです。一般的には自分が望んだ部門への異動願いが叶わないことが普通であり、よほどの実績を残したりしない限り抜擢される事は難しいです。望まない転勤や部署異動を命じられて無理にモチベーションを高める事に苦心するよりは、自己の責任において所属する会社を変えながら自らが望むジョブローテーションを実現していくというのは良い事だと私は思います。

 最近の流行語で「配属ガチャ」というものがあるらしいですね。新卒入社の際に配属が自分の希望と関係なく運次第である、という意味から、スマホゲームのガチャになぞらえて言われているようです。それもわかりますよね、事務職に就きたいのに、適性検査やら面接での人的な判断でいきなり営業職を命じられたら、どう受け止めていいかわからず、ハズレを引いてしまったと思って即退職するのもわかります。

 

2、市場価値を把握できる!

 転職をする、しない、に関わらず、転職した場合の市場価値を知る事ができる、というのは転職活動の良さですよね。 “ウチの会社”から一歩出た外の世界では、あなたのスキルはどのように評価されるのか、いくらの値打ちがあるのか。そして、価値が無いとわかった場合はヤバイですよね。外に放り出されたらどこも雇ってくれないとわかったら。。。今の会社で価値を高める努力を急いで始めるべきです。

 逆に、今よりいい条件の転職先が見つからない場合は、転職せずに今いる会社での出世を目指すべきで、会社の愚痴や文句を言わずに頑張ろうと前向きになれるはずです。ただ、ひとつの会社でプロパーとして数十年勤められる事もまた素晴らしい事だと思います。望むキャリアを社内で実現でき、なおかつ出世競争や社内政治にも勝ち残っていけたということなのですから。能力に加えて運もあるからこそ実現できることだと思います。

 

まとめ

 変化の激しい現在では、大企業といえども部門ごと切り売りされ、気付けば中国企業になっていた、なんてことも普通に起きてしまう時代です。このような状況を踏まえたら、自分の望むキャリアを早期に着実に実現するために会社を転々とすることは決して良くない事とは言えないと思いませんか?

 このブログでは 転職する/しない という二択の問題に答えるのではなく、すでに転職経験がある方に対して次はどんな仕事でキャリアを高められるのか、どのような転職で自分のキャリアを実現していけるのか、そのヒントを提示していきたいと思っています。