スーパージョブホッパーのキャリアアップ転職記!

ジョブホッパーである私の経験をベースに、テクニックや面接対策を中心に書いています。

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面接対策の想定問答

面接対策の想定問答

 

 昨日に引き続いて、面接に向けて、どんな事を準備すればいいのかをみていきましょう。

 どこでも聞かれる、基本的でありながら絶対用意しておくべき内容をご紹介します。

 

 

 

自己紹介(自己アピール)

 これらは最低限用意しておき、暗記してすらすら言えるようにしておいてください。昨日ご紹介した要領で、考えを全て書き出し、カンペを作ってください。その過程で、いくつかのキーワードにまとめる作業を行います。

 

 自己紹介については、挨拶をしてすぐに聞かれます。最初に聞かれる内容なのでここはつまずかないようにスムーズに行きたいところなのですが、ジョブホッパーにとっては自己紹介が最大の壁になります。今までの職務経歴を全て話すのか、転職理由も全て話すのか。ここは関連業務や関連する仕事経験だけを話すようにしましょう。語りたい気持ちは良くわかります(笑)

 ですが、全てを話していては自分が話すだけで面接の時間が終わってしまいます。面接とは相互理解の場であり、会話によって理解を深めていくべき場です。ですので、質問してもらえそうなキーワードを散りばめ、詳細については省略するのが理想です。

 また、転職回数が多いので、職歴に一貫性がない事が懸念されます。面接官もこの点は気にしています。ですので、先回りして自分の転職の軸を最初の自己紹介の時に話すと良いです。「そんな事言っても、実際に一貫性なんてないよ」という方もいて当然です。かのジョブスも言っていました。

「その時その時の行動の関連性はわからないけど、後で振り返ると“線”で繋がっている」

あなたの“線(軸)”は何ですか?各職歴から共通項を探してみてください。職種、業界、勤務場所、同僚、対応したお客さんの属性、転職理由、など。この共通項があなたの転職の軸です。一人ブレストしてたくさんの要素を書き出し、共通項を見つけ出してみましょう。

 

強みと弱み

 強みと弱みについては、どの会社でも通じる普遍的な自分(ワタシ)を言葉で表すようにしましょう。ここは上記3つの中では一番簡単だと思います。ここはカンペを用意する過程で、とにかく引き出しをたくさん用意してください。強みは見つかったとして、弱みはどう言えばいいのでしょうか。そのまま言うとネガティブな印象になってしまうか心配。。。その通りです。弱みをそのまま言うとネガティブに捉えられてしまいます。ですので、弱みの部分については、「克服してきた」「改善の努力をしている」という言い方にすると、ポジティブに捉えられて良いです。逆に、弱みばかりあって強みがわからない。。。という方もいらっしゃるでしょうが、強みというのは弱みの裏返しでもあります。例えば、「コミュニケーションは苦手だけど一人でする事務作業は得意だ」、「数字は苦手だけどお客さんに可愛がられて売上は作れる」などです。ポイントは「弱点もあるけど良い所もあるよ、そして弱点を改善する努力をしているよ」という言い方にする事です。こうする事で、向上心があり、入社後も伸びていく人材だと思ってもらえます。この表現方法は若手の転職者に限ったことではなく、シニア層の転職においても有効です。常に学んで改善する意識や姿勢を持っているということをアピールするのはポイントアップ要素です。

 中には、「弱みを言うのが恥ずかしい、マイナス評価になるんじゃないか」、と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、「面接」という場においては、自分の弱点をしっかり把握できているということはプラスの要素になります。自分の経験を日々の仕事に置き換える事で入社後に活躍できる人材であることをアピールできます。「仕事の改善点(=自分の弱点)を見つけ出し、改善のために努力している」こういった方に入社してほしいと思いませんか?

 

 志望動機

 志望動機は会社によって使い分ける必要があるので、自分が今回の転職で実現したいこと(軸)を中心に志望動機を複数用意しておきます。「私は○○という仕事をしたいので、御社でそれが実現できると思っています」「○○という方向性のキャリアを構築していきたい、御社のxx業務では価値提供しながら私のキャリアにもプラスになる」といった内容です。

 さらに志望動機の回答の中に自己アピールを含めるようにします。「私は○○という人間です」とだけ言っても、「だから?」と思われてしまいますよね。「どう役立つのか」を面接官にアピールします。「私は○○という人間なので御社のxx業務で役立ちます」という感じです。

 

 まとめ

 いかがでしたか?少し長くなってしまいましたが、実際に自分の経歴や強みなどについて書き出すと止まらないと思います。それこそが転職を複数回経験している事の強みなのです。時間をとってとにかく書き出してみてください。きっとあなたの軸や強みが見えてくるはずです。

面接に向けてどんな事を準備すればいいの?

面接に向けてどんな事を準備すればいいの?

 

 書類選考が通るようになると、一次面接に呼ばれます。面接に向けて、具体的にどんなことを準備しておけばいいのか、見て行きましょう。

 

 まず質問ですが、面接対策はどのような事を準備していますか?ぶっつけ本番は論外ですが、私は転職活動を始めた当初は何も準備しないで面接に挑み、見事にお祈りをもらっていました(笑)ありのままの自分を見せれば受かる!と思っていたんですね、それ自体は間違っていないのですが、どのように見せるのか、振る舞い方も何も考えずにいきなり面接を受けていたんです。そしてそれが結構志望度の高い企業だったりするからもう目も当てられない。。。

 

 ちょっと話がそれてしまいましたが、面接を受ける前には、必ず十分すぎるほど準備をしてから面接を受けるようにしましょう。面接に呼ばれたということは、履歴書や職務経歴書に書いてある内容は十分に検討した、という前提で話を進めて行きます。志望動機には“刺さるキーワード”をちりばめ、職歴も一貫性が見える形で書かれている。そういう前提です。もし職務経歴書の記載に自信がない場合は過去記事をご覧になってください。参考になるテクニックがあると思います。

 

目次

 

1、職務経歴書を見ないで言えますか?

 さて、いざ面接するにあたって、何を準備したらいいのでしょうか?

 面接では何を聞かれるのでしょうか。

 基本的には職務経歴書に書いてある内容を口頭で確認しながら、「話の整合性」や「話し方」を見られることになります。聞き方を変えたり、質問の形を変えたり、自由に意見を述べる形の質問であったり、変化球を混ぜながらの確認になります。職務経歴書に書かれていない事を確認されることもありますが、基本的に質問内容は職務経歴書に書かれていることに沿って聞かれます。

 

 例えば、質問内容に対して職務経歴書と違う事を答えたとします。

「○○というプロジェクトで苦労した事は何ですか?」

という質問があったとして、

「xxという点です」

と、職務経歴書に書いてあることとは違う内容の回答をしたとします。たとえ話の筋が通っていたとしても、面接官の印象としては「あれ?」となりますよね。この時点でかなりマイナスポイントなのですが、面接官の質問予定リストには次の質問が用意されています。

 「その過程で工夫した事は何ですか?」

 どうですか?準備していなかった質問に対してすらすら答える自信はありますか?コミュ力の高い一部の方には出来るかもしれませんが、それでも面接官の印象としては△です。○を付けるのは難しいです。なぜか。面接官は書類選考の時に、職務経歴書に書いてある内容を見て「会ってみたい」と思ったわけですよね?なのに面接では違う内容の話が出てきた、「これは保留だな」という印象になります。

 そもそも、職務経歴書と違う内容を答えた時点で、次の質問に対する回答を的確に自信を持って答えるのは難しいとは思いませんか?自身のなさは面接官にも伝わります。不自然ですから。

 では、どうすれば職務経歴書をベースにした面接をすることができるのか。もう丸暗記しかありません。質問に対して自然に体が反応するまで反復練習をします。

 

2、想定問答を作成して丸暗記!

 職務経歴書に書かれていることを見ないで言えるようになったら、次は想定問答集を作成して丸暗記です。そうです、また丸暗記です。創造的なことは体系的な理解の上に初めて成り立ちますから、まずは丸暗記です。

 丸暗記するってことは、変化球に対応するための柔軟さに通じるステップでもあるのですが、丸暗記する過程で話しやすさや話の整合性を自分で確認できることにも価値があります

 面接対策は、面接で聞かれそうなこと(想定問答)を全て書き出して丸暗記するくらい練習すること。これに尽きます。面接対策もテスト対策と同じでカンペを用意するのは非常に有効です。ここで勘違いしてほしくないのは、カンペの重要性はテストの時にカンペを見るのではなく、カンペを作る過程で知識や記憶が整理されることにあるということです。(試験会場に持ち込んではダメですよ!)学生時代の私は、カンペを作って、本気でテスト会場に持ち込む勢いで手のひらサイズのカンペを作りました。今でも覚えています。Wordを使ってフォントサイズは5ptに設定したものをさらに倍率50%指定にして印刷するのですが、手のひらサイズってかなり小さくて、フォントサイズを小さくしても印刷しきれないくらいの内容があるんですね。重要事項を絞り込んで小さくする工夫をしていましたが、それでも限界があった。その過程で、究極の縮小化を思い付いたのです。

 

3、究極の縮小化、カンペの作り方

 究極の縮小化、それは「キーワードだけを抽出してカンペにする」という手法です。テストで重要なキーワードは10個くらいあるかもしれませんが、それをさらに抽象化したりグループ化したりすることで3つくらいにまとめます。ここまでやると、まとめたキーワードから逆算で重要事項を思い出し、文章に再現できるレベルになっています。これでもうカンペはいりませんね。

 

4、面接練習

 “自分”という紹介内容と想定問答に対する答えが準備出来たところで、対面での面接練習をしましょう。友人にお願いして面接練習するのが一番いいのですが、1人で練習する方法もあります。 いや、まずは1人で練習してから他の人にお願いするようにしましょう。理由はやってみればわかります。初めのころは全然話せなくて落ち込むだけでなくて、協力してくれる友達の時間も無駄にしてしまいますから。。。

 1人での練習方法は、鏡やスマホのインカメラを使っての練習です。やってみるとわかりますが、意外にうまく喋れません。鏡に映る自分の動きが気になって暗記したつもりの内容が出てこないなんてこともあります。実際の面接では面接官の動きや予期していない質問内容もありますので、何が起きても言うべき事を言えるように練習をしておきましょう。

 ここまで見てきてもうお気付きかもしれませんが、「面接対策」と言いつつも、実際には机上でやる事の方が多いんですよね。暗記やカンペ作成といった事前準備をしっかりしておけば対面での面接準備は思ったよりもスムーズに進むと思いますよ、何事も準備が肝心です。

 あとは実際の面接で練習の成果を試してみましょう!

 

やるべきこと

職務経歴書を丸暗記

・想定問答を用意する

・カンペを用意して内容を整理する

・練習する

 

 

ぶれない芯、転職の軸について

ぶれない芯、転職の軸について

 

 あなたにとって今回の転職で実現したい事は何ですか?

たくさんあるかと思います。給料、仕事内容、労働時間、休日、勤務地、などなど。

 

 このブログではジョブホッパーの方、つまり転職回数が多い方に向けて、テクニックや心構えについて発信していますが、今までの転職ではどのような理由で転職してきましたか?そして今回の転職理由との一貫性はありますか?

 

 今日は転職の軸について書きます。では見て行きましょう。

 

 

1、質問:今回の転職で実現したい事は何ですか?

 先ほどの質問、あなたにとって今回の転職で実現したい事は何ですか?いろいろな想いや考えがあって転職を検討していることと思いますが、その全てを叶えることはまず不可能です。自分の中で譲れない事を1つ決めてください。それが自分の転職活動の軸になります。そうすることで、転職活動もスムーズに行くようになります。

 「あれも欲しいこれも欲しい」という状態では仮に内定をもらえても、無駄に転職回数が増えるだけです。例えば「給料アップを目指して転職したつもりなのに、やっぱり自分の時間が欲しいから定時で帰れる仕事がいい」これではいつまでも理想の職場を見つけられません。給料を上げるためにはやはり成果を出さなければならないので、必然的に投入時間は増えます。もちろん効率的に成果を出せるようになればいいのですが、特に入社してはじめのうちは労働時間は増えざるを得ません。残業も発生して定時で帰れるとは限りませんよね。

 まずはあなたの中にある「実現したい事=転職の軸」を見つけてください。その時々のライフステージや環境、キャリアに対する考え方などで退職理由は変わってきて当然です。そしてすべての希望がかなえられる理想の職場を見つけたい、みんな同じ考えを持っています。ただ、“今回の”転職では何を実現したいのか、それをはっきりとさせましょう。

 

2、ぶれや迷いをなくす方法

 転職の軸が決まったところで、では、どのようにしてその軸をぶれないようにしたり、実現したい事に迷いが出ないようにすればよいのでしょうか。そのためにはまず、エントリーの段階で自分の軸からずれている案件には応募しない、ということを徹底してください。募集要項つまり求人情報には多くの人に応募してもらうために、応募したくなるような言葉で書かれています。あれも良いこれも良いと応募していては自分の進むべき道がぼやけてしまうだけでなく、応募のための時間を取られてしまいます。そうではなく、本来応募すべき企業へ時間や労力を注ぐべきです。

 また、選考が進んでからもこの「転職の軸」は役立ちます。面接では変化球な質問をされることがありますが、自分の中で軸が定まっていれば、それに軸に沿った答えを、自信を持って言えます。つまりしっかりと自己アピールができるのです。迷いなく受け答え出来る事は面接時に好印象を与えることができます。

 

3、軸を決める事の効果

 転職時に軸を決める事の効果はこれだけではありません。この“軸”は入社後にギャップを感じた時にも活きてきます。譲れないものが守られていれば他の条件については、納得は出来ないにしても我慢はできるはずです。例えば給与を最重要視しているなら、労働時間が長くなる事には目をつぶる、など。修行感覚でキャリアを積む期間だと割り切れば多少の給与の低さは我慢する、など。自分の譲れないものが明確でない状態だと、あれもイヤこれもイヤという状況に陥り、負の転職を繰り返すことになりかねません。

 「自分の中の大切なもの=“軸”」が決まっていることは、長い人生を生きていくうえで大切な事です。転職活動を機にあなたの大切なものを見つめ直してみませんか。

 この記事が転職で悩んでいる方の助けになれば嬉しいです。

 

 

質を下げずに職務経歴書を量産する方法

質を下げずに職務経歴書を量産する方法

 

先日のブログで「内定2社を獲得するために必要な応募数=40社以上」ということを書きました。

 

この数字は多いと思いますか?

 

難しいと思いますか?

 

こんなに応募したら職務経歴書の質が下がってしまうのではないかと心配ですか?

 

 読者の方は転職回数が多いという悩みがあり、対策や解決策を探していてこのブログにたどり着いたことと思います。

 いいですか?これ以上職歴や経験社数を増やしたくないと思っているなら、ここで努力して良い転職先を、活躍の場を見つけましょう!

 

 今日は、質を下げずに職務経歴書を量産する方法をご紹介します。応募先企業に合わせた志望動機が書けなくて困っている場合も参考になるはずです。

 

今日の目次

の2部構成です。

 

 「職務経歴書の構成=基本形+応募先に合わせた内容」

 職務経歴書の構成としてはこんな感じです。基本形と、応募先企業に合わせて編集した内容の2つの内容で構成されています。というよりも、この形にすると書きやすいです。量産対応できます。もうこれがほぼ全ての内容なのですが、もう少し具体的に見て行きましょう。

 

1、職務経歴書の基本形

 基本形というのは、あなたにとって変わらない事です。これまでの経験や職務内容、キャリア形成の方向性。この部分はどの会社に応募するとしても変わらないはずです。逆に言うとここがぶれてはダメです。

 今までいくつかの職場でたくさんの経験をしてきたはずです。その中で関連するエピソードを拾い出してストーリーを作ってください。例えば、新規開拓をどんどん行っていきたい場合はそれに沿ったキャリアを中心に記載する。いろいろな総務の現場を見てきた経験を次の職場で発展させていきたい、というようなストーリーなど。

 ポイントは、事実を基にしてストーリーを作っていくことです。あなたが経験してきた事は事実であり変わらない事です。ただ、そのたくさんの経験からどの内容を話すかであなたのキャリアの見え方は良くなります。

 

2、応募先に合わせた内容

 応募先に合わせた内容とは、応募先に合わせてあなたという人物を表す言葉を変えていく。そのための引き出しをたくさん用意しておいてください。例えば性格やスキルを表す言葉を応募先の社風や職務内容によって変えます。調整能力に長けている、客先との関係構築に強みがある、計数管理の能力が優れている、など。これらのキーワードはどれもあなたという人物を表していますが、見る角度を変えただけで、あなたという人の見え方は変わってきます。面接官や人事担当者に“刺さる”キーワードを選びましょう。

 実際の職務経歴書や志望動機には「○○というスキルがあり、御社の業務において活躍できます」という具合に記載すると良いでしょう。性格を表現するなら「○○という私の仕事のスタイル(性格)は、御社の△△業務の遂行に役立ちます」という感じで。

 社風やカルチャーに合っているかというのは面接時に面接官が感じる雰囲気で決まってしまうのでどうする事もできません。ただ、出来る事はあります。それは、先に言葉にして言ってしまう事です。「私はxxという性格なので御社の△△業務で活躍出来ますし、御社の○○という社風に合っていると思います」と一続きに言い切ってしまいます。ここで言い切るためには面接前に情報収集が必要になってきますが、会社HPなどでの社員紹介などから会社の印象は伝わってきます。真面目で実直に仕事に取り組む人が多いのか、体育会系の雰囲気なのか。これは社員のメッセージ以外にも、HPを企画したり編集している人の意図を汲み取るようにすると、N=1つまり紹介された一人の社員の影響にひっぱられることなく、会社全体の雰囲気を掴みやすいです。

 

 まとめ

 「基本形=どの応募先にも共通で記載する内容」は一度書いたら固定して使いまわしします。応募先に合わせた内容だけを変える事で、職務経歴書や志望動機を量産することができます。

 応募数が多くなる事は、転職回数で門前払いされる事も考えると、ジョブホッパーにとっては避けて通れない道です。質を落とさずに職務経歴書を書いて応募数を増やしていきましょう!十分に対策をすればきっと解決できます!

 

 

書類選考に向けた応募数の目安

書類選考に向けた応募数の目安

転職活動をするにあたって、書類選考についてのテクニックを書きたいと思います。

 

 

1、応募前の心構え

書類選考はとにかく落とされます。いきなり何?!と思われたでしょうが、これはジョブホッパーにとっての宿命のようなものなので、まず最初に書きました。繰り返しになりますが、ジョブホッパーは書類選考で何度も落とされます。理由はもちろん転職回数が多いからです。心を強く持ってください。会社によっては、履歴書の経験社数でふるいにかけているところもあるそうです。ですが、過去の転職回数の多さは今から変えられるものではないですよね。

では、どうすれば良いのでしょうか。書類選考にかぎっては、会社研究をする前に応募しまくるくらいの感覚で大丈夫です。とにかく応募社数を多くしましょう。少しでもこちらの職歴や職務経験に興味をもっていただければ面接には呼ばれます。逆に言うとこちらがどんなに行きたいと思う企業や貢献できると思っていても、会社側がそう思っていなければ面接に呼ばれることはありません。転職回数で基準を決められていた場合はどうしようもないですよね。。。ですので、応募の段階では念入りに企業研究をすることはほぼ無意味です。ざっと会社ホームページを見て志望動機を編集するくらいで、時間にして1社あたり10分程度でどんどん応募しましょう。

 

2、応募数の目安について

次に応募数の目安について考えてみましょう。

まだ先の話になりますが、あなたにとっての転職のゴールとは内定をもらうことですか?確かに内定をもらう事は大事なことでありひとつのゴールですが、内定がもらえたら即その会社に入社しますか?私はこの点には違う視点で考えています。ジョブホッパーにとっての転職の目標は次の活躍の場を見つける事ではないでしょうか。

先ほども書いた通り、転職回数の多さは広く受け入れられるものではありません。何度かの転職を経験してきたということは年齢も重ねていることと思います。ジョブホッパーだからこそ、容易に次の転職先を決めるべきではないと私は思うのです。

自分のキャリアの軸だとか、将来の方向性を考える以前の問題として、内定数が1つだと選択肢が「入社する/入社しない」「行く/行かない」になってしまい、納得した転職が出来なくなる恐れがあります。だから内定の数は複数であるべきなのです。内定の数を複数確保するためにも、その分書類選考は多めに応募しましょう。

応募数の目安については、転職サイト最大手のリクナビが発表している情報(こちらのアンケート結果は実施時期が書かれていません)によると、内定者の応募数平均は7.5社、書類選考を通過し面接に行けたのが3.4社、内定が出たのは1.4社とあります。この数字を見てどう思いますか?私はかなり優秀な方を集めたアンケート結果だなと感じました。たった8社応募すれば1社以上から内定をもらえている、はっきり言いますがジョブホッパーには当てはまらないと思います。

また、パーソル社が運営しているDodaのアンケート調査では、平均応募社数は20.1社だそうです。実施時期も2019年であり、こちらの方が感覚的に近いです。内訳を見ると、21社以上に応募している方が30%と割合が一番高い。このアンケート結果を基に2社から内定を得るために必要な応募数を逆算すると、応募数で40社以上というのが目安になります。

他には、応募の質を高めるために、「応募するのは10社程度におさめるべき」、という意見もネット上で見られました。これは「内定を得るため」ならそれでいいかもしれないですが、ジョブホッパーが「次の活躍の場」を見つける場合は当てはまらないと思います。現状離職中だったりすると生活のためにも早く内定が欲しいというのはわかりますが、ジョブホッパーとして積極的なキャリア形成をしていくならこのような“どこでもよかった”的な転職はあまりおすすめできません。また、転職回数が多い事を理由に一律でふるいにかけられる事を考慮すると、応募の段階でじっくりと時間をかけて応募書類の作成や企業研究をする事は効率が良くないだけでなく、あまり意味がない、ということは先ほども述べました。業界や職種を絞るのはアリですが、応募先企業を絞るのは逆効果です。

 

 

まとめると、選択の余地を残すために2社から内定を得るために必要な応募数の目安は40社以上、ジョブホッパーは書類選考で落とされることを想定すると、それ以上の応募数が必要だということになります。